広い面をハケで塗るのは大変ですが、ローラーを使えば広い面をあっという間にペイントすることが出来ます。ハケの跡がつかないため、きれいに仕上がりやすくなるということも期待できます。
ただし、粘度が高すぎると、ローラーマークと呼ばれる塗料が伸びた跡がつくことがありますので塗り方に注意が必要です。
ローラーにはハケ以上に様々な種類が存在します。
室内ペイントの場合、スモールローラーのバナナくらいのサイズのものがオススメです。スモールローラーのほかに、レギュラーローラー、マックローラー、ミドルローラー、ミニスモールローラーなどがあります。ペイントローラーは、ローラーとフレームに分解出来ますが、それぞれの規格があっていないと使用することができないのでご注意ください。
ローラーにたっぷりとペンキを含ませることで、きれいなペイントを実現します。ペンキを塗装面積のギリギリの量しか準備していない場合、ペンキが不足して塗り切れないということになります。ローラーがペンキを吸い込む量は、ローラーの種類によって異なるため一概には言えませんが、ローラーの体積の半分くらいのペンキを余分に準備してください。
STEP1
バケットに注ぐ
バケットにペンキを注ぎ入れます。注ぐときは、ネットを外している方が、ペンキが飛び散るのを防ぐことが出来ます。
STEP2
ローラーにペンキを
吸い込ませる
バケットにネットをつけて、ローラーをペンキの中に沈めます。ローラーの中の空気を絞り出すように少し強く押しましょう。
STEP3
ネットで余分な
塗料を落とす
ネットを使って、余分なペンキを落とします。ローラーを水平に持ち上げたときにペンキの滴が垂れなければOKです。
ローラーでのペンキの塗り方は「配る」→「広げる」→「整える」の3ステップです。
素早くコロコロしたくなるものですが、ペンキが飛び散ったりローラーがうまく転がらなくなったりします。カーペット掃除のときのコロコロするスピードの半分くらいをイメージしてください。
STEP1
ペンキを配る
Wの文字を書くようにペンキを配ります。1文字Wを書くごとに、ペンキをローラーに補充しましょう。
STEP2
広げる
Wの文字を横切る方向にローラーを往復で動かしてペンキを伸ばしていきます。
STEP3
さらに広げる
さっき伸ばした方向と直角方向にローラーを往復で動かしてペンキを伸ばしていきます。
STEP4
一定方向に整える
最後は一方方向にローラーを真っすぐに動かして整えていきます。ローラーは途中で止めないことがきれいに仕上げるコツです。